2017年10月16日

子どもの可能性を考える…

今日もとても寒い一日でした。

私は、今日の夕方6時から約二時間
図書館にて開催された講演会を聴きに行ってきました。
タイトルは
「平成29年度保育の質の向上のための研修会
子育て支援講演会」
研修内容は
「保育者とともに子どもの可能性を見出すために
 〜保育の専門性を生かして〜」

講師は、
東京福祉大学社会福祉部 保育児童学科長
 教授 関口はつ江 先生
コーディネーター
 一般社団法人ふくしまをリハビリで元気にする会理事長
 作業療法士 岡本宏二先生でした。

保育の話しは、とても興味深く
子どもの世界の素晴らしさを感じながら
久しぶりにみっちりと保育士の専門性を考えた時間になりました。
まだまだ知らないことばかり。津守眞先生の文章が
参考資料に使われ感激しました。
もっとたくさん学びたいと心から思いました。


だって…

理屈じゃなくて…

私、子どもが大好きだから揺れるハート

今日は、会場はほぼ満席で保育士だけでなく
子育てひろば、ファミサポなどの
子育て支援関係者も多数参加していました。
学童クラブの先生や発達支援施設の先生方など
子どもに関わるたくさんの人たちが集まりました。
素晴らしいことだなぁと思いました。
若い保育士さんたちも来ていたことが嬉しい♪
保育の質の向上につながりますように…と
祈ります。素晴らしいお仕事だもの。

今夜の私は…
NPO法人子育て環境を考える虹の会での
申し込みでしたが、
たんぽぽサロンのスタッフでもあり
保健センターの遊びの教室担当保育士でもあり
県内をまわり親子遊び支援をしている登録保育士代表でもあり
なんだか 全部だなぁと思いました。

保育士の専門性を問う話しが大部分だったのですが
少しだけ、子育て中のママにもシェアしたいなぁと思ったことが
あったので ちょっと書いてみます。

************

☆今、日本の最高峰と言われる大学に子ども達を入学させた
 母親が書いた本が売れていると言うが、果たしてその本を読んで
 その通りになっていくだろうか?
 親も違うし子も違う。他人と同じということは有り得ない。
 全員に個性がある。本の中に出てくる親と子の関係性の中で
 出来たことを真似しても出来ないのではないだろうか?

☆子どもにとって…親にとって…社会・国家にとって…の
 現在をもっとも良く生きていることと望ましい未来、
 それぞれが違うのではないだろうか?
 これらすべては=(イコール)ではない。
 本当に子どもにとって心豊かで生きて来てよかったと
 思える人生とは?

☆「食育」ひとつ取り上げてみても、大人がこれを良しとして
 与えるか?子どもの気持ちに寄り添うか?その考え方で
 変わってくるということを考えなければならない。

☆岡本夏木「幼児期ー子どもは世界をどうつかむかー」より
 能力とは何か。「能力主義」について二つのことに注目。
 「一人で早くできることは」はいいとしても、それでは、
「できないこと」「助けられること」「遅いこと」は
 無条件に悪いことで、抹殺されるべきことなのか?
 「できないこと」「助けられること」「遅いこと」が
 人間、特に子どもにとって持つ意味を無視するところに
 子どもをゆがめてゆく原因があります。
 人間は一人で「できない」からこそ助け合い、「助けられた」
 ことへの感謝が人の共同性を支える力となってゆく。
 「できないこと」こそが人間を結びつける原動力なのです。
 また努力や協力は、時間を必要とします。

(なんだか…本当にそうだなぁとしみじみ思いました。
 私は不器用だし、要領よくできなくて助けられてばかりだから…
 努力はすごくするけれど、時間がかかる方だから。
 こどもはなおさらだろうなぁ
 こどもが社会に出た時に 他人よりも少しでも有利な地位や
 収入につながりうるものとして評価される能力主義って
 どうなんだろう・・)
 
*****

いろいろ考えているうちに頭の中がぐるぐるしてきました。
このグルグルが結構好きだなぁと思います。
こどもの世界が好きだから。明日から私はどうしよう。
きっと、今までと同じようにおもしろがって
一緒に遊ぶだろうなぁと思います。
保育園には勤務したことがない保育士だけれど
いっぱいいっぱい子ども達を見てきたからなぁ。
幸せなことに こどもとお母さんの関係も見てきたからなぁ(笑)
たんぽぽの日常は、本当に楽しいです。


*********
書き出したら…みんなに伝えたいことというよりも
自分自身に言いたいことが次々とあふれてきます。
まだまだあるけれど、手がしびれてきたからやめます(笑)

一つだけ忘れないように最後に書いておきます。

最後に質問の時間がありました。
保育士の皆さんがたくさんいらしたので
質問が途切れないだろうなあと予想していたのですが
そういうこともなく…静かな会場でマイクを握る
長年お仕事をご一緒している岡本先生の顔見ていたら
やっぱりついつい手をあげてしまいました(笑)

私の発言です。

「私は、37年前に関口先生の講義を聴いています。
当時は、幼稚園では設定保育がほとんどでその中での
郡山の幼稚園の自由保育は斬新でした。当時は、設定保育に
慣れていたので、自由保育に戸惑いましたが、
今思えば、今日の先生はあの頃の保育の考え方を
ずっと続けていらっしゃるのだと改めて思いました。
お話しを聴きながら、当時の子ども達の生き生きとした表情を
懐かしく思い出します。
質問です、先生は、表に見えている「発達の手段としての遊び」はたくさんあるけれど
見えない根っこの部分の裏の「子どもの世界を開く遊び」が貧困になってしまったと
おっしゃいました。具体的には、その見えない部分の「子どもの世界を開く
遊び」とはどんな遊びでしょうか?もし、保育の中でやるとしたら
どんな遊びをしたらいいでしょう?また、その遊びの大事さを
親御さんにどのように伝えたらよいでしょう?」

ごめんなさい…自分の所属をなんて言ったらいいかどうしても
わからなくて、保育園の先生のふりしてしまいました…。

実は…私の中では問いへの答えの仮説があったのです。
「それは…自然の中でのびのび泥んこで遊ぶこと…」みたいな
自然とのふれあいや外遊びの提言をするだろうと思っていたのです。
ほらね。。。冒険遊び場とかプレーパークとか…という予想。

ところが…先生がおっしゃった答えは私の予想とは全く違ったものでした。

先生は笑いながら
「なんでもいいのよ、例えば積み木積ませておくとかでいいの。
保育室の広さとか、担当の保育士の数とか
年齢とかいろいろ限られた条件があると思うけれど
何かをやらせようとプログラム作るのもあるかもしれないけれど…
環境設定して子どもがやり始めるのを待てばいいのよ。
特別のことじゃなくていいの。
子どもって遊ぶの。大人が思うよりいっぱい遊ぶの。
こどもの中にある力を引き出すこと・・・・。
同じ積み木遊びでも子どもは毎日同じじゃない。
その変化を親御さんに丁寧に伝えるといいと思うの…」

というような内容のお答えだったと思います。
「ただし、今、都会は土がないから公園に連れて行くとかの
配慮は必要になっているけれどね…」とも話されていましたが

が〜〜〜ん…
ふ、ふ、ふかい。
そうだよ、そうそう。
外じゃなきゃ絶対にダメなんてことない。
自然素材じゃなきゃならないなんてこともない。
子どもがやりたいことだもん。
大人が決めつけちゃいけないのだ。
大事なのは、子どもの世界が広がるような環境設定。
あるもので工夫すること。
これ、たんぽぽサロンが得意なことでした。
今日の私の学びでした。ちゃんちゃん。

長かったよね…ここまで読んでくださった皆さん
ありがとう。たんぽぽサロンからも二名受講しました。
大好きな子どもの世界が広がるたんぽぽサロン。
これからも見守っていきましょうね。

オマケ
会の最後の最後に
「質問してくれた人に本をプレゼントします」と
サプライズ発言の岡本先生。
(●^o^●)
もしかしたら
とんでもない質問しちゃって先生を困らせてしまったのでは?
と、ちょっと凹んだ私も一気に元気になりました。
ありがとうございました。2017_1016_231706-CIMG1528.JPG

ゆっくり読みます♪
あ〜、サイン欲しかったな。
今度、岡本先生にもらいましょう。


posted by niji at 21:59| Comment(0) | 日記